【2025年4月】タイDTVビザ（ソフトパワー）をハノイで取得しました。入力方法や必要書類を解説

2025年4月タイのDTVビザ（ソフトパワー）をハノイで取得しました。

3月から下調べや書類の準備を始め、かなりの時間を費やし、申請フォームの入力やサポート書類（申請書類）作りで四苦八苦。。結構大変だったので、その経験を踏まえお伝えできればと思っています。

この記事では主にeVISA申請フォームの入力方法と必要書類を中心に解説します。

DTVの仕組みに関する詳細な情報は他のサイトを参考にしてください。

ホーチミンや他国の大使館で申請した場合、残高履歴の期間・取得の難易度・取得日数・面接の有無などハノイ大使館とは条件が違うのでご注意下さい。

　

DTVビザはどの国で申請できる？

日本人の場合、日本で申請するか、タイ以外の国で申請が可能です。

DTVビザは滞在中の国でしか申請できません。

例えば、あなたが日本に滞在している場合、日本国内の大使館でしか申請できません。
ベトナムに滞在している場合、ハノイかホーチミンの大使館でしか申請できません。

日本に滞在中の人はハノイ大使館で申請できません。

eVISAなので、どの国に居ても申請は可能と思われるかもしれませんが、申請する大使館の近くに滞在している必要があります。

なぜなら、ハノイ大使館へ申請するには、現在ハノイ滞在中という滞在証明（ベトナム入国スタンプ＆ホテルの領収書等）を提出する必要があるからです。

さらに大使館から面接の要請があれば行く必要があるからです。
　

私のタイ滞在歴

▼去年（2024）
ノービザ滞在30日＋延長30日
ノービザ滞在60日2回で6ヶ月間滞在。

▼今年（2025）
ノービザ滞在60日＋延長30日で3ヶ月間滞在。

これまでEDビザなど長期ビザの取得歴は無し。
これまでオーバーステイや入国拒否などの経験は無し。

コロナ前は2ヶ月観光ビザを何度か取得していました。
　

取得にかかった日数

申請完了した日を含め、承認まで7営業日かかりました。
面接や書類の追加請求はありませんでした。

　
eVISAの申請フォームはページごとに何度でも上書き保存できるので、申請日の1週間以上前から登録の準備を進め、ハノイ到着時にはほぼ入力を完了していました。※14日以上未完了の申請は自動的に削除されるので注意が必要です。
　

申請フォーム入力時の注意点

●自動入力を信用しない
特にプロフィールの電話番号やパスポート情報。
勝手に内容が書きかわっている事もあるので必ず確認が必要です。
コピペでの入力も危険です。

●日本語訳を信用しない
日本語版の日本語訳が正確でない場合があるので、英語版もあわせて確認すると安全です。

●入力内容を最低3回以上は確認する
入力ミスは拒否の可能性が非常に高いです。面倒な作業ですが私は5回以上見直しました。他の人に見てもらうとミスが発見しやすいです。
　
　

以下の入力方法やサポート書類は、私がハノイ大使館でDTV（ソフトパワー）申請をした時のものです。別の場所で申請する場合、入力や書類の条件が違うのでご注意ください。
　

アカウント作成とログイン

アカウント作成とログイン方法に関しては難しくないので、細かい説明は省略します。

サイトタイ公式eVISA申請サイト
https://www.thaievisa.go.th/

ログイン後、右上の名前の部分を押すと、プロフィールページが確認できます。プロフィールページ内の電話番号が勝手に書きかわっていたので、手入力で修正しました。

具体的には電話番号の頭に81が自動挿入され、最後の2桁が削除されていたので、確認をお勧めします。

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次のステップは、マイページのトップ（マイダッシュボード）の「新しいビザを申請する」ボタンを押し申請ページに進みます。

　

①「資格を確認」ページ

「資格を確認」ページの入力を行います。このページは一度保存すると後から変更できないので注意が必要です。変更したい場合は申請を一旦削除し、最初からやり直します。

▲クリックで拡大
　

②「申請者の情報」ページ

次に「申請者の情報」入力ページに進みます。

パスポート写真をアップロードすると、情報が自動入力される仕様になっています。自動入力された情報が間違っていたとのフェイスブックの投稿を見たので注意が必要です。

パスポート情報を間違えたまま申請してしまうと拒否（リジェクト）される可能性が高いので、何度も確認したほうが良いです。

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一番悩んだのが「日本の住所」と「ベトナムの住所」の順序。英語版で見てみると、上の欄に「日本の住所」、下の欄に「ベトナムの住所」と解釈できたのでそのように入力し、提出しました。結果的に承認されたので、この順番で良かったと考えています。

ベトナム住所をそのまま予約サイトからコピペしたら、ベトナム語の特殊文字が勝手に消去されていたので、「日本の住所」と「ベトナムの住所」は面倒でも手入力をお勧めします。
　

③「旅行情報」ページ

次は「旅行情報」のページを入力します。

このページの入力は特に難しくありませんが、「タイでの宿泊」の「住所」の部分の入力は特殊文字が勝手に削除されるので注意が必要です。

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④「サポート書類」ページ

「サポート書類」ページに準備したPDFまたはJPGデータをアップロードします。

▲クリックで拡大

各データは3MB以内にする必要があります。データが重たくなった場合は、下に紹介するサイトで圧縮できます。
　

これで申請フォームの入力は終了です！

　
　

PDF書類作りに便利なサイト

サポート書類はPDF形式で作成します。

もし大使館から追加資料の請求があれば、それだけ日数が多くかかってしまうので、サポート書類の情報は多ければ多いほど良いと思います。

重くなったPDF書類は以下のサイトで3MB以内に圧縮できます。

参考I love PDF
https://www.ilovepdf.com/ja

さらにこのサイトでは、複数の写真を組み合わせたり文字を入れたりして、簡単にPDF書類を作ることができるのでお勧めです。

全てのサポート書類は英語（またはタイ語）で書かれている事が条件です。
　

サポート書類①「現住所の証明」

現在ハノイに滞在している事を証明する書類を提出しました。

「ハノイのホテル予約確認書」と「ベトナムの入国スタンプの写真」だけで大丈夫そうでしたが、フェイスブックの投稿を参考に、さらに多くの情報を入れました。

「飛行機のeチケット」「発券された航空券」「ホテルの領収書」「ホテル前に立つ本人」を追加しました。

この書類はできるところまでタイで作っておいて、ハノイに到着してから入国スタンプや航空券や本人写真などを配置して完成させました。

▲見本

3ページのPDF書類を作成し、3MB以内にしてアップロードしました。

大使館から追加書類の提出は求められませんでした。
　

サポート書類②「銀行残高の証明」

50万バーツ以上の貯金の証明書類を提出しました。

「3ヶ月間50万バーツ以上の保持が必要」「いやいや、6ヶ月は必要だ」「いやいやいや、直近で50万バーツ以上の証明だけでオッケーだった」など、諸説あり、本当のところ何が正解なのか分かりません。

私の場合、たまたま50万バーツ以上の貯金を半年以上保持してあったので、「銀行から発行された英文の残高証明」と、補完資料として「6ヶ月分の銀行口座の入出金記録のスクリーンショット」を一緒に提出しました。

銀行発行の残高証明はネット申請してから家に届き、家族に写真を撮ってもらって、メールで送ってもらうまでにトータル2週間くらいかかりました。申請が早すぎでも直近の残高ではなくなるし、遅すぎてもDTV申請に間に合わなくなるし、難しいところです。

分かりやすいように、銀行残高の日本円をタイバーツに換算した一文も入れました。

6ヶ月の銀行のスクリーンショットは提出日の2，3日前のものを英訳して準備しました。

仮想通貨や株などは貯金と見なされないようなので注意が必要です。

▲見本

この書類に関しては人によって内容が変わってくると思うので、受け入れ機関と相談しながら作成する事をお勧めします。
　

サポート書類③「受け入れ機関からのレター」

受け入れ機関からのレターは、タイ国内にあるムエタイジム、クッキングスクール、医療機関などから入手します。

私の場合は、契約後約1週間でメールにレターpdfを送ってくれました。

内容はスケジュール、受講内容、支払い領収書、責任者の書類がpdfにまとめてありました。

私がソフトパワーの申請で利用した受け入れ機関名は、個人情報の観点から教える事ができませんので予めご了承下さい。　

DTV取得をサポートしてくれるムエタイジム、クッキングスクール、医療機関などご自身で調べてみて下さい。
　

支払いに関して

デビットカードは駄目だとの噂でしたが、私の場合はデビットカードで支払いが出来ました。

申請料はハノイの大使館で340ドルでした。

支払い完了後、自動で「ログアウトされた状態のトップページ」に戻ります。

　

とても参考になった記事

参考オンライン完結でタイDTVビザを取得した方法を解説します。
https://note.com/jun_uen0/n/ndbf95eb5b4fd
▲じゅんさんのnote。ワーケーションのカテゴリーですが、入力フォームの手順が詳細に解説されており、とても分かりやすいです。

参考https://www.facebook.com/groups/1828879247635023/?hoisted_section_header_type=recently_seen&multi_permalinks=2045246372664975
▲フェイスブックのDTVグループ。英語のみですがリアルタイムな情報なので大変参考になりました。
　

免責事項

この情報は2025年4月時点のものです。ビザ取得の条件は常に流動的であるし、個人の前提条件によっても違ってきます。この情報は個人的経験をもとにしており、DTVビザ取得を保証するものではなく、この情報を参考にしてビザが取得できなかったとしても、こちらは責任を負いかねますので予めご了承下さい。

この記事を書いた人 ： タミオー / Tamioo 旅が人生。なるべくお金を節約し世界の隙間をふらふら生きる。読み手を選ぶ狂気の旅日記本「タミオー日記」の作者。旅マンガも描きます。 タミオー日記 ： www.tamioonews.com ツイッターX ： @tamioonews 旅マンガ ： インスタ tabi.koma で検索！ 絵 ： インスタ tamiooonews で検索！