海外の犬




【狂犬病】あまり知られていない知識

タイで犬に咬まれた事をきっかけに、狂犬病を調べ直したところ、知らなかった事が多くありましたので情報をまとめてみました。

海外は放し飼いの犬が多く、狂犬病にかかるリスクがあります。発病すれば致死率は100%という非常に怖い病気です。


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旅のコマんドー

咬まれた

2016年タイのチェンマイにて、お寺で放し飼いされている犬に咬まれてしまいました。(タイのお寺の境内には放し飼いの犬が多く居るため、注意が必要です。)

膝の部分をズボンの上からガブリ。かすり傷程度だったが血が滲んでいたので、その場ですぐに水で洗浄しました。

実は10数年前のチベットでも犬に咬まれた事があり、その時はネパールの病院でワクチンを2度打ってもらった経験があります。

その時いくらか調べて狂犬病の知識はあるつもりだったが、これは良い機会だと思いネットで狂犬病の事をさらに調べ直しました。
命に関わってくる事なので、かなり必死に調べました。

その結果、知らなかった知識がまだまだあったので記事にしました。

 

犬の唾液にウイルスが混ざる期間

狂犬病に感染した犬に咬まれて、人が感染する期間は限定的です。
潜伏期間は唾液にウイルスが混ざっていないからです。
混ざっていなければ、咬まれても感染しません。

唾液にウイルスが混ざる期間は、狂犬病発病の3~5日前から発病してから死ぬまでの1週間です。
よって、明らかに狂った感じの犬に咬まれなければ感染のリスクは低いという事になります。
ただし、犬の状態が正常でも、唾液にウイルスが混ざって感染のリスクがある期間は3~5日あります。

分かりやすいように画像にしました。
潜伏期間▲クリックで拡大

画像の赤ライン、合計10日間前後人に感染するリスクがあります。

この期間を知る事が、感染したかどうかを調べる時に重要となります。

ちなみに、現在の医療技術でも狂犬病ウイルスに感染したかどうか調べる事はできません。

 

咬んだ犬を特定できる場合


咬んだ動物の特定ができ、その動物の予後を観察できる場合、受傷してから2週間以上その動物が狂犬病の症状を示さない場合には、咬まれたときに狂犬病に感染した可能性を否定できます。

厚生労働省のサイトより
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou10/07.html

 

つまり、咬まれてから2週間以上その犬が狂犬病を発病しなかった場合、その犬は狂犬病を持っておらず、咬まれた人は感染していないという事になります。

私の場合しばらくタイに住んでいたため、咬んだ犬を2週間以上観察でき、その犬が狂犬病を発病しなかったため感染は否定されました。よってワクチンは打ちませんでした。

 

潜伏期間について

狂犬病ウイルスは咬まれた場所から一日に数ミリ~数十ミリずつ神経を伝って脳に到達し発病します。

脳からの距離が遠ければ遠いほど発病までに時間がかかります。それが潜伏期間です。

脳に近い傷ほど潜伏期間は短く2週間程度という事です。逆に遠位部では数か月、2年という記録もあるそうです。

よって、脳から遠いを咬まれた場合潜伏期間が長く、脳に近い顔や首を咬まれた場合すぐに発病する危険があります。

潜伏期間

 

咬まれたらすべき事

すぐに傷口を水で洗う。石けんで洗うのもかなり有効。

消毒液やエタノールで消毒する。狂犬病ウイルスは弱いウイルスなのでこれで大半は死滅する。
口で傷口から毒を吸い出す行為は絶対駄目です。口の粘膜からウイルスを取り込む危険性があります。

● 頭に近い場所を咬まれた場合潜伏期間が短いので速やかに病院に行く

● 飼い犬であれば、飼い主に予防接種歴を聞き、可能であれば2週間その犬を観察する。

 

ま と め

● 咬まれたらすぐに水や石けんで患部を洗浄する

● 犬が狂犬病に感染していたとしても唾液にウイルスが混ざらない期間がある

● 人間の狂犬病発病の潜伏期間は咬まれた場所から脳までの距離で決まる

● 自分が感染しているかどうかは咬んだ犬が2週間以上発病しない事で確認できる

 
※画像をクリックするとpdfで大きく表示されます。
Rabies

 
※上記の情報などを利用したことによって起こる損害についての責任はこちらにはなく、補償は一切いたしません。上記の情報は間違えている可能性も否定できませんので、アドバイス程度とお考え下さい。生死に関わる問題なので、必ずご自身でも狂犬病の事を調べ、自己の責任において判断して下さい。

  
下記は参考にしたサイトです。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%8B%82%E7%8A%AC%E7%97%85
http://www.city.yokohama.lg.jp/kenko/eiken/idsc/disease/rabies.html
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou10/07.html




この記事を書いた人 : タミオー / Tamioo
旅が人生。なるべくお金を節約し世界の隙間をふらふら生きる。読み手を選ぶ狂気の旅日記本「タミオー日記」の作者。旅マンガも描きます。
タミオー日記 : www.tamioonews.com
旅マンガ : instagram.com/tabi.koma/
ツイッター : @tamioonews


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